SNSスクールの無料カウンセリングで何を聞く?(20のチェックリスト)
結論
無料カウンセリングで確認すべきは、総額・返金条件・案件紹介の条件・個別指導の量の4つです。答えは口頭ではなく、見積書・規約・画面のスクリーンショットで残してください。
国民生活センターは、無料カウンセリングのつもりでWeb会議に参加したら高額な契約を勧められた事例を注意喚起し、断定的な言い回しや不安をあおる説明に警戒するよう呼びかけています。
「今日決めれば割引」と言われても、その場で契約しないのがいちばんの対策です。
無料カウンセリングは何のためにある?
多くのSNS・Webマーケスクールは、無料カウンセリング(個別相談・説明会・無料レクチャー)を入口にしています。当サイトが確認した12校でも、SONOMAMA・WEBCOACH・ウェブスキ・ワナビーアカデミーなどは料金を公開しておらず、総額を知るにはカウンセリングに参加するしかありません。
カウンセリングは、受ける側にとっては比べるための情報を集める場です。スクール側にとっては、申込みにつなげる場でもあります。その前提で、聞くことを決めてから参加しましょう。
聞くことチェックリスト(20項目)
お金(6項目)
- コース名・プラン名と、受講料の税込額
- 入会金・教材費・ツール代など、受講料以外にかかるもの
- 総額(税込)を書いた見積書をもらえるか
- 分割の回数・実質年率・手数料を含む支払総額
- 入会金免除や割引の期限と、期限を過ぎた場合の総額
- 支払方法(カード・振込・ショッピングクレジット・教育ローン)
返金・解約(5項目)
- 受講開始前にやめた場合、いくら戻るか
- 受講開始後にやめた場合の返金額の計算方法(日割り・回数割り・違約金)
- 返金保証がある場合、日数・条件・申請方法・対象外になる理由
- クーリング・オフについて契約書面にどう書いてあるか
- 特定商取引法に基づく表記のURL(運営会社名・所在地・電話番号)
学びの中身(5項目)
- 個別指導(マンツーマン・添削)の回数と1回の時間
- 質問できる期間と方法、回答までの目安
- カリキュラムの一覧(見せてもらえるか)
- 受講期間を過ぎた後に使えるもの(教材の閲覧、コミュニティ)
- 講師はどんな実務経験がある人か(公開できる範囲で)
仕事・案件(4項目)
- 案件紹介・実務案件の件数(「最大」なら平均や最低)と報酬の目安
- 紹介を受けられる条件(課題の達成、上位プランのみ等)
- 紹介料や成果の一部をスクールに払う仕組みがあるか
- 「受講生の実績」の数字の母数・期間・定義
このリストは、印刷用の「スクール契約前チェックシート」にもまとめています(メール登録の特典)。
答えはどう残す?
口頭の説明は、後で「言った・言わない」になりがちです。
- 見積書・規約・パンフレットをPDFでもらう
- 申込画面・料金表示の画面をスクリーンショットで残す
- 口頭で聞いたことは、その場でメモし、後でメールで「〜という理解で合っていますか」と確認する
特に、案件紹介の約束や返金の条件は、契約書面に書かれていることが優先されると考えてください。
その場で契約しないためには?
国民生活センターは2023年5月、無料カウンセリングのつもりでWeb会議に参加したら、不意打ち的に高額なセミナーやビジネススクール等の契約を勧誘されるケースが目立つとして、「大手企業に100%内定する」といった断定的な説明でその場での判断を迫られた事例を紹介しています。約50万円の契約に頭金とローンを勧められ、解約を申し出たら契約金額の20%の解約料を請求された事例もあります。
対策は単純で、カウンセリングの日には契約しないと決めておくことです。
- 「今日決めれば割引」→ 割引がなくても払える総額かで判断する
- 「枠が残りわずか」→ 次の募集を待てばよい
- 「ローンの審査だけ先に」→ 審査も申込みの一部。持ち帰る
- 「画面共有して手続きを手伝う」→ 応じない(2026年5月の国民生活センターの注意喚起)
電話で勧誘された場合、特定商取引法の電話勧誘販売の規定では、契約しない意思を示した人に勧誘を続けたり、再び勧誘したりすることは禁止されています。
持ち帰ったら何をする?
- 2校以上の書面を並べ、総額・返金・案件紹介を比べる(比較表)
- 分割なら支払総額を計算する(分割払いの注意)
- 無料・低額で足りないかをもう一度考える(SNSスクールは意味ない?)
- 不安な点が残れば、消費者ホットライン188に相談する
スクール別に、特に聞いておきたいことは?
当サイトで確認した公式の記載から、スクールごとに確認が必要そうな点を挙げます(2026年11月3日時点)。
- SONOMAMA:料金・期間(非公開)、中途解約の違約金の計算式、案件紹介の条件
- WEBCOACH:コース別の総額、全額返金保証の期間と条件、実務案件の内容
- スキルスキップ:個別指導の回数・時間、分割手数料の率、受講開始後の返金の計算方法
- インターネット・アカデミー:返金・解約の条件、特商法表記、講座が給付金の対象か
- デジハク:キャンペーン割引と掲載額の関係、特別返金保証の条件を満たす見込み
- Withマーケ:コース別の受講期間、上位コースとの差額で増えるサポート
- ウェブスキ・ワナビーアカデミー:料金・期間・返金・特商法表記の全般
詳しくは各スクールのページ(スクール別ページ)の「公式で確認できなかったこと」を参照してください。
オンラインのカウンセリングで気をつけることは?
最近の無料カウンセリングは、ZoomやGoogle Meetなどのオンラインが中心です。オンラインならではの注意点があります。
- 画面共有やリモート操作を求められても応じない
- 申込みフォームやローンの申込画面を、その場で一緒に入力しない
- 録画・録音してよいか聞き、できない場合はメモを取る
- 終わった後に、聞いた内容をメールで確認する
まとめ:カウンセリングは「比べる材料を集める場」
無料カウンセリングは、契約する場ではなく、比べるための材料を集める場です。20項目のうち、少なくとも総額・返金・案件紹介・個別指導の量の4つは書面でもらい、2校以上を並べてから決めてください。
よくある質問
- 無料カウンセリングで必ず聞くことは?
- コース名と総額(税込・入会金込み)、分割なら支払総額、受講開始後に解約したときの返金額の計算方法、返金保証の日数と条件、案件紹介の件数・報酬・条件、個別指導の回数と時間です。答えは書面でもらってください。
- 無料カウンセリングで強く勧められたら?
- 「持ち帰って比べます」と伝えて終えてください。国民生活センターは、無料カウンセリングのつもりでWeb会議に参加したら高額なセミナーやビジネススクールを勧められ、その場での決断を迫られた事例を紹介しています。電話勧誘販売の規定では、契約しない意思を示した人への再勧誘は禁止されています。
- 画面共有やアプリのインストールを求められたら?
- 応じないでください。国民生活センターは2026年5月、説明のためと言って遠隔操作アプリの導入や画面共有を求め、その場で消費者金融から借り入れさせる手口を注意喚起しています。
- 何校くらい比べればいい?
- 最低2校、できれば料金を公開している1校を含めて比べると、非公開のスクールの総額が高いか安いかを判断しやすくなります。
- 無料カウンセリングを断るときは何と言えばいい?
- 「今日は情報を集めに来たので、書面をいただいて持ち帰って検討します」と伝えれば十分です。理由を細かく説明する必要はありません。それでも勧誘が続く場合は、通話・会議を終えて構いません。
- 無料カウンセリングの前に準備することは?
- 予算の上限(収入ゼロでも払える額)、学びたい分野、使える時間、他校の総額(当サイトの比較表など)をメモしておくと、話に流されにくくなります。
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出典・確認した情報
- 国民生活センター「学生の就活の不安につけ込むトラブル-Web会議で無料カウンセリング等を受けるだけのつもりが高額契約に-」(2023年5月17日)(2026-11-03確認)
- 国民生活センター「副業サポートや投資の名目で借金させる業者に注意!」(2026年5月20日)(2026-11-03確認)
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「電話勧誘販売」(2026-11-03確認)
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「通信販売」(2026-11-03確認)